町蔵
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/04 04:48 UTC 版)
藩の収納米を収める「御蔵」と区別して、加賀藩士が藩から与えられた知行地からの年貢米を収める蔵を「町蔵」と呼んだ。町蔵は知行地近くで資産のある商家の多い町に置かれた。これら知行米を収める町蔵を管理した商家は「蔵宿」と呼ばれ、財力と信頼がおける商家が選ばれた。 1662年(寛文2年)時点で、砺波郡において町蔵が置かれていたのは城端、今石動、戸出、福光の4箇所のみであった。 これらの町蔵にも7,000~8,000石程度の米が収納された。江戸時代の戸出はまさに米蔵と共に発展してきた町であるといえる。
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