生活環境主義
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生活環境主義(せいかつかんきょうしゅぎ)は「当該居住者の立場にたつ」という立場から提唱される環境社会学におけるパラダイムのことである。環境問題の中で、効率・合理性などのために近代技術をいくらでも利用してよいという人間中心主義と、人間の手の関わらない自然環境そのものに固有の価値を認める自然環境中心主義を批判的にとらえる枠組みである。
- 1 生活環境主義とは
- 2 生活環境主義の概要
生活環境主義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/13 04:51 UTC 版)
生活環境主義は、1970年代末からの嘉田由紀子・鳥越皓之らによる琵琶湖調査から形成された。当時の環境政策が「自然環境主義」と「近代技術主義」に二分されていたのに対して、嘉田由紀子・松田素二・古川彰・鳥越皓之・桜井厚らのフィールドワークによって、現実には、地元住民の生活の保全を重視した考えが現場においてとられていたことが明らかにされた。そして、ここから、生活環境主義のパラダイムが形成されることになったのである。
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