現地人官僚の登用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/13 03:40 UTC 版)
戦前、英国人が占めていた行政機構の上層部のポストは、日本軍政下では日本人の官僚に交代したが、人数の不足から、日本人不在の場合には現地人の担当経験のある上級官僚が就任する場合も多かった。特に戦前は英国人が担っていた郡長(土地局の管理、財務処理等の業務を所管し、軍政令に基づく権限を行使した)のポストにはマレー人が多く任用された。軍政末期には軍政監部は郡長を指導する役職である「郡指導官」と「郡指導官補」を新設し、郡長への監督・指導を強化したが、文書による指示と郡指導官の指示が食い違う問題が生じた。
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