率川神社 (奈良市西新屋町)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 率川神社 (奈良市西新屋町)の意味・解説 

率川神社 (奈良市西新屋町)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/04 16:17 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
率川神社

率川神社
所在地 奈良県奈良市西新屋町
位置 北緯34度40分34.71秒 東経135度49分48.33秒 / 北緯34.6763083度 東経135.8300917度 / 34.6763083; 135.8300917 (率川神社 (奈良市西新屋町))座標: 北緯34度40分34.71秒 東経135度49分48.33秒 / 北緯34.6763083度 東経135.8300917度 / 34.6763083; 135.8300917 (率川神社 (奈良市西新屋町))
主祭神 事代主神
社格 旧村社[1]
例祭 例祭9月1日
地図
率川神社
テンプレートを表示

率川神社(いさがわじんじゃ)は、奈良県奈良市西新屋町にある神社。飛鳥神並神社[2][3][4][5][注釈 1]率川阿波神社[6][3][注釈 2]との呼称で記録されたこともある。宮司は御霊神社宮司の兼務[6]

祭神

歴史

元興寺鎮守社として、養老2年(718年)に高市郡飛鳥法興寺より遷座したと記した、近世の記録が残る[3][7][4][注釈 3]。『大乗院寺社雑事記』にも同社の記録が散見される[9]1905年明治38年)、西新屋町中より寄進を受け造営された[6]

境内

割拝殿様の門の両側は板間になっており、祭礼に用いる[6]。白木の鳥居は門の内側にあり、南向きの本殿には、雨覆いと拝殿を兼ねた大きな覆屋が施されている[6]

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 『元興寺由来』・『平城坊目遺考』・『奈良坊目拙解』などでは、同社の名称は飛鳥神並神社であり、率川神社あるいは率川阿波神社との呼称は誤りであり正さねばならない、と述べられており、『元興寺由来』では、飛鳥川(鳴川)と率川の混同により誤りが生じたのであろうと推測されている。
  2. ^ 『大和志』では、同社を式内社率川阿波神社の旧地として比定している。通常、『奈良坊目拙解』などでは、率川阿波神社の旧地は西城戸町とされる。
  3. ^ 同様の由緒は奈良市北京終町の飛鳥神社にも残り、同社の社伝によるとさらに応安2年(1369年)、左京四条より京終に遷ったとされる[8]

出典

  1. ^ 奈良県史, p. 22.
  2. ^ 坊目拙解, p. 21.
  3. ^ a b c 元興寺由来, p. 155.
  4. ^ a b 平城坊目遺考, p. 454.
  5. ^ 地名大辭典.
  6. ^ a b c d e f 奈良市史, p. 145.
  7. ^ 坊目拙解, p. 22.
  8. ^ 奈良市史, p. 146.
  9. ^ 奈良町風土記, p. 52.

参考文献

  • 『奈良県史 5 神社』奈良県史編集委員会、名著出版、1989年。
  • 『奈良市史 社寺編』奈良市史編集審議会、吉川弘文館、1985年。
  • 村井古道『奈良坊目拙解』喜多野徳俊 訳・註、綜芸社、1977年。
  • 『本朝佛法最初南都元興寺由来(大日本佛教全書 寺誌叢書 第2)』佛書刊行會、1913年、148-156頁。
  • 『帝國地名大辭典』富本時次郎、又間精華堂、1903年。
  • 久世宵瑞 金沢昇平『平城坊目考 平城坊目遺考』五月書房、1998年。
  • 山田熊夫『奈良町風土記』豊住書店、1976年。

関連項目

  • ならまち
  • 白山神社 - 元興寺の飛鳥から平城への移転時に、率川神社と共に遷座された元興寺鎮守社の1つとされる。

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「率川神社 (奈良市西新屋町)」の関連用語

率川神社 (奈良市西新屋町)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



率川神社 (奈良市西新屋町)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの率川神社 (奈良市西新屋町) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS