熊野神社古墳とは? わかりやすく解説

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熊野神社古墳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/02 12:20 UTC 版)

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熊野神社古墳

墳丘
所属 川田谷古墳群
所在地 埼玉県桶川市川田谷159
位置 北緯35度58分27.93秒 東経139度32分6.43秒 / 北緯35.9744250度 東経139.5351194度 / 35.9744250; 139.5351194座標: 北緯35度58分27.93秒 東経139度32分6.43秒 / 北緯35.9744250度 東経139.5351194度 / 35.9744250; 139.5351194
形状 円墳
規模 直径40m
高さ6m
出土品 勾玉・銅器・刀ほか
築造時期 4世紀
史跡 埼玉県指定史跡「熊野神社古墳」
有形文化財 出土品(国の重要文化財
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熊野神社古墳(くまのじんじゃこふん)は、埼玉県桶川市川田谷にある古墳。形状は円墳川田谷古墳群を構成する古墳の1つ。埼玉県指定史跡に指定され、出土品は国の重要文化財に指定されている。

概要

名前はこの墳頂に立地する熊野神社に由来する。

川田谷古墳群の樋詰支群にあり、出土品から4世紀頃に築造されたと推定されている。1928年に熊野神社の改築のために氏子たちが神社の下を数メートルほど掘ったところ遺物が発見された。その後の本格的な発掘調査の結果、直径40メートルほどの円墳で幅13メートルのがあったことがわかった。

偶然の発見だったため出土当時の状況は不明であるが、出土品は数が多い上に東日本ではきわめて珍しい品が多く、関西で発見されるものと類似点があるなどのことから国の重要文化財に指定されている。また古墳自体は埼玉県指定史跡となっている。出土品は埼玉県立歴史と民俗の博物館に展示されていて、桶川市歴史民俗資料館でもレプリカの展示がされている。

文化財

重要文化財(国指定)

  • 武蔵国北足立郡熊野神社境内古墳出土品(考古資料) - 明細は以下。所有者は熊野神社。1953年(昭和28年)11月14日指定[1]
    • 硬玉勾玉 4顆
    • 瑪瑙勾玉 2顆
    • 瑪瑙棗玉 1顆
    • 碧玉算盤玉 1顆
    • 碧玉管玉 67顆
    • 瑠璃小玉 一括
    • 碧玉巴型石製品 2箇
    • 碧玉紡錘車形石製品 4箇
    • 滑石紡錘車形石製品 1箇
    • 碧玉釧 6箇
    • 碧玉筒形石製品 4箇
    • 筒形銅製品 1個
    • (附指定)朱小塊 若干

このほか鏡や刀類も出土したが行方不明となっている。

埼玉県指定文化財

  • 史跡
    • 熊野神社古墳 - 1967年(昭和42年)3月28日指定、1975年(昭和50年)3月31日に史跡範囲の追加指定。

アクセス

桶川市内循環バス西13熊野神社入口で下車。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 武蔵国北足立郡熊野神社境内古墳出土品 - 国指定文化財等データベース(文化庁

参考文献

  • 埼玉県県史編さん室「熊野神社古墳」『埼玉県古式古墳調査報告書』 1986年

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