湯の丸高原
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/08 23:13 UTC 版)
湯の丸高原(湯ノ丸高原、ゆのまるこうげん)は、上信越高原国立公園の南端、浅間・烏帽子火山群西側の峰々の間に位置する高原[1]。湯の丸スキー場や宿泊施設が立地する長野県東御市と群馬県吾妻郡嬬恋村にまたがる高原リゾート地域である[2]。別名「花高原」と呼ばれている[3]。
地理
西側に烏帽子岳や湯ノ丸山、東側に篭ノ登山(東篭ノ登山・西篭ノ登山)などがあり、その間に位置する高原の標高は1,700~2,000メートルである[1]。気候は平均気温は夏は21℃、冬が氷点下5℃と年間の気温差が大きい[1]。冬は豪雪地帯であるが[1]、一般的には雨の少ない安定した気候である[3]。
亜高山帯に位置するが、地形と気候が独特の相互作用を及ぼしており、通常であればさらに標高の高い場所でみられる高山種がみられる[1]。6月下旬ごろは国の天然記念物である湯の丸レンゲツツジ群落が一斉に咲く[3]。
高地トレーニングエリアとしても整備が進められている[4]。2018年度(平成30年度)には高地トレーニング施設として、陸上トラック、トレイルランコース、宿泊施設が開設された[5]。全天候型400メートルトラックは日本一高い場所に位置する[4]。2019年度(令和元年度)には日本で唯一の高地トレーニングプールが新設された[5]。
施設
脚注
- ^ a b c d e 湯の丸高原ビジターセンター (自然解説文④環境) - 国土交通省. 2025年9月8日閲覧。
- ^ 湯の丸高原 Winter & Summer Study Tour - 信州湯の丸高原 湯の丸観光開発. 2025年9月8日閲覧。
- ^ a b c 上信越高原国立公園 湯の丸高原アクティビティガイド - 東御市. 2025年9月8日閲覧。
- ^ a b c うえだ広域 vol.65 - 上田地域広域連合. 2025年9月8日閲覧。
- ^ a b 観光地域づくり法人形成・確立計画 - 国土交通省. 2025年9月8日閲覧。
アクセス
関連項目
外部リンク
固有名詞の分類
- 湯の丸高原のページへのリンク