湖水面の変化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 00:10 UTC 版)
現在粟津貝塚には粟津湖底遺跡の別称があることから明らかなように琵琶湖の湖底に存在している。しかし元々湖底に形成されたというわけではない。この貝塚が形成された縄文時代中期頃の琵琶湖の水位は現在よりも低かったため現在は湖底に立地しているのであって、当時は琵琶湖湖岸に立地していた。なおここが当時は琵琶湖の東岸であったとの調査結果もある。このように琵琶湖の水位の変化に伴って湖面下沈んだために微生物によって分解されやすい植物性のゴミも現代まで完全には分解されることなく残っていた。このためこの貝塚が形成された時代の食生活を知る考古学的資料となり得た。
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