減速機の有無
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 17:07 UTC 版)
直結式 減速式 駆動を受ける側が求める回転数でタービン出力軸が回転する場合には、そのまま軸同士が直結されるが、求める回転数よりタービン側が早い場合には減速機と呼ばれる歯車によって回転数が低減される。減速機は当然なんらかのエネルギーロスを生じるので、これを利用しない直結式が有利である。2016年時点で、原子力・火力・地熱発電所で主発電機を回している蒸気タービンはすべて直結式であり、接続される系統周波数に等しい電力を発生できるよう回転数が制御されている。日本の場合、50Hz地域に送電する発電所のタービンは3000rpmで、60Hz地域に送電するものは3600rpmである。
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