浅間川_(さいたま市上尾市)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 浅間川_(さいたま市上尾市)の意味・解説 

浅間川 (さいたま市・上尾市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/02 14:25 UTC 版)

浅間川
水系 一級水系 荒川水系
種別 準用河川
延長 2.66[1][2] km
平均流量 50 m³/s
流域面積 4.67[1] km²
水源 上尾市地頭方
河口・合流先 鴨川に合流
流域 埼玉県上尾市さいたま市西区
テンプレートを表示

浅間川(せんげんかわ[3])は、埼玉県さいたま市上尾市を流れる荒川水系準用河川[4][5]。同じ埼玉県内には加須市浅間川(あさまがわ)があった。

概要

浅間川が流れる花の丘農林公苑

上尾市地頭方上尾市立太平中学校周辺で源を発する。現在は埼玉県道51号川越上尾線(ニッサン通り)以北は暗渠化されており、源流は目視できない。概ね地頭方と平方領領家の境界線上を大宮台地を徐々に開析しながら南に流れ、埼玉県立大宮北特別支援学校の辺りで東に向きを変え、大宮花の丘農林公苑(以下、農林公苑)の苑内[4]を暗渠で南に流れ、その上部にビオトープ親水広場が整備されている[6]。農林公苑を過ぎると再び開渠となり、さいたま市西区内野本郷と上尾市戸崎の地点で鴨川右岸に合流する[7]。大宮北特別支援学校より下流側はさいたま市と上尾市との境界が浅間川上に走っている。流域は主に農地で、 西新井ふるさとの緑の景観地[8]などの雑木林の風景も見られるが、源流部や鴨川合流点付近は住宅地である。農林公苑の辺りより下流側の流域沿いの低地には1950年代ごろまでは水田として利用されていたが、その後の周囲の都市化による営農環境の悪化により荒地化した[9]。合流点付近である下流域は浸水被害が目立つ。また、上尾道路と交差する周辺で工業用地が造成されている[10]。河川の透明度は25 cm未満[11]とあまりよくない。1975年(昭和50年)2月13日準用河川に指定された[2]。近年は護岸整備が進んでおり[12]、コンクリート張りの水路に改善されている。

支流

  • 浅間川雨水第1幹線都市下水路[2] - 地頭方、平方領々家を流れる。
  • 中新井都市下水路 - 中新井、戸崎を流れる。

河川施設

  • 戸崎団地排水ポンプ場

脚注

  1. ^ a b 村上公久 (2001, p. 123)
  2. ^ 『上尾市史 第八巻 別編1、地誌』 529頁。
  3. ^ a b さいたま市水環境プラン(第2次改訂版)” (PDF). さいたま市. pp. 3・28 (2017年3月). 2020年4月2日閲覧。
  4. ^ さいたま市を流れる河川について”. さいたま市 (2020年1月14日). 2020年4月5日閲覧。
  5. ^ 農業施設” (PDF). さいたま市. p. 1. 2020年4月5日閲覧。
  6. ^ 鴨川(その2) - 有限会社フカダソフト(きまぐれ旅写真館).2020年4月2日閲覧。
  7. ^ ふるさとの緑の景観地”. 埼玉県庁 (2018年1月30日). 2020年4月5日閲覧。
  8. ^ 『上尾市史 第八巻 別編1、地誌』543-548頁。
  9. ^ 上尾道路沿道中新井・堤崎地区 地区計画” (PDF). 上尾市 (2018年3月). 2020年4月5日閲覧。
  10. ^ 村上公久 (2001, p. 135)
  11. ^ 上尾市役所河川課 準用河川浅間川護岸工事 (PDF) - 石井基礎工事. 2020年4月2日閲覧。

参考文献

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  浅間川_(さいたま市上尾市)のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「浅間川_(さいたま市上尾市)」の関連用語

浅間川_(さいたま市上尾市)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



浅間川_(さいたま市上尾市)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの浅間川 (さいたま市・上尾市) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS