活た御用の物
- 御用の物とは別項に記するが如く張形を云ふ。其いきたる御用の物とは男陰を云ふなり。元禄九年の刊本『好色小柴垣』の張形屋主人が御殿女中を犯す条に此語あり。
- 活きた御用物。男陰をいふ。御用物とは張形の事なり。同条参照。元禄九年版「好色小柴垣」五ノ巻「いきた御用物お気に入りましたかとさまざまの手をつくし」。川柳に「生きたのを箱入にして事が出来」とあるは俳優生嶋新五郎を江島が箱入にして殿中へ忍込ませし伝説を詠める句なり。
- 〔情〕「御用のもの」とは淫具の異名である。
分類 情
- 活た御用の物のページへのリンク