津根元潮とは? わかりやすく解説

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津根元潮

津根元潮の俳句

このとしは雑木紅葉を見て了る
さくら咲くことを忘れて日が沈む
たましいを下天の花とおもいけり
だんだんと本気になって花の散る
つかみとる秋刀魚の腸のやわらかき
どちらかといえばくちなしに恋する
はだれ野のわたし不発弾かも知れず
やわらかくあるく鳥いて花の下
コスモスは風の入口かもしれぬ
三人が泉を濁し四人去る
人のため道あけておく野のしぐれ
人死んで打ち捨てられし白梅酢
佛問い木槿の垣を二度曲がる
入口のない山があり夏落葉
冬木立夢中問答解けがたし
冬木背にしてあたたかき言葉待つ
冬雲を忘れ残りのいろと見る
初空のひとりに戻る手を鳴らし
刺草に蟻走り入り走り出る
前の世のその前の世は沙羅双樹
夢に出て葱一本の重さあり
小春日にわらい納めの翁面
小鳥くる空に小さな穴あけて
彼岸会の男がつかむ膝がしら
彼岸会の車箪笥の環鳴らす
御苑青むバブルの塔の尖見えて
心平死んだ冬は裸の太い幹
急停車して炎天の麦畑
戦争の片側にある夜の長さ
既視症の扉を押せば春になる
更衣この世の風をあつめつつ
木のみどり草のみどりに罠かける
木枯に音立ててくる夜と昼
極月のどこにでもある猫の飯
永久凍土という墓あり敗戦忌
海産物問屋あるとき日射病
片足が紅葉を踏んで水わたる
生きてきて斜めにあるく南風の町
発心のときは盲いて遅桜
私より私を引いて草茂る
秋すずしきことの一つを死と言えり
細杷するたびほそる屋敷神
羽化の季節わたしはみどりに穴をあけ
花ひらくこと知っていて雨匂う
見えている木だから炎天きしませる
送電塔の真下まできて草枯れる
醉うまでの花の明るさとは違う
雛あられしばらく致死量を超えず
鬼蓮の太き根で水鎮めたる
黄落の舗道を切って柩車入れ
 




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