河童との根比べ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/05/05 03:12 UTC 版)
彦一の近くには子供を驚かすのが好きな河童がいた。そこで彦一はその河童を懲らしめてやろうと、その河童とどれだけ水中に長く潜っていられるか勝負をすることにした。そして、ズルをしないようにお互い目を瞑り同時に飛び込むという約束をする。しかし、彦一は河童を飛び込むと同時に、手元に置いてあった石をどぶんと投げいれて、そのまま近くの木にするすると登ってしまう。しばらくして、河童が這い上がると彦一の姿はなく、着物だけがあった。河童はまさかと思い、もう一度潜るとそのタイミングを見計らい着物を着て待機していた。再び河童が戻ると、彦一がいるのでたまげた河童はそのまま逃げだし、以来子供に悪戯することはなくなったという。
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