河岸段丘河川型霞堤
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 15:50 UTC 版)
河岸段丘河川は、急流河川でもなく緩流河川でもなく、その中間の河床勾配のであり、信濃川左支川渋海川に不連続堤が残されていることが確認された。渋海川が山間部を離れ河岸段丘に挟まれた沖積平野に出てきた付近の河床勾配は約1/670である。ここの特徴は、不連続部から逆流氾濫させるのではなく、上流の越流堤から氾濫させ、下流の霞堤部分から氾濫流を還元させる構造となっている。現在は、河川改修により蛇行した河道の直線化に伴い越流堤は連続堤化されているが、下流の霞堤部分は遊水地としての機能を持っている。このように渋海川の堤防において急流河川と緩流河川の中間的特徴を持っているといえる。
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