水中文化遺産の保護
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 06:54 UTC 版)
「文化遺産保護制度」の記事における「水中文化遺産の保護」の解説
1960年代以降、トレジャーハンターが海洋サルベージを行って沈没船や海底遺跡などの水中文化遺産を引き上げ、私的に売買する活動が活発になったが、こうした行為を規制する国際法は長らく存在しなかった。1982年採択された国連海洋法条約でも規制は不十分であった。2001年にユネスコで採択された水中文化遺産保護条約では、少なくとも100年間水中にある水中文化遺産を保護の対象とし、水中文化遺産の商業目的による利用の禁止などを定めている。2009年1月に締約国数が所定の数に達し発効したが、現時点で日本は批准していない。
※この「水中文化遺産の保護」の解説は、「文化遺産保護制度」の解説の一部です。
「水中文化遺産の保護」を含む「文化遺産保護制度」の記事については、「文化遺産保護制度」の概要を参照ください。
- 水中文化遺産の保護のページへのリンク