気象庁における根雪の定義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/28 07:22 UTC 版)
気象庁の用語では「長期積雪」といい、観測点における積雪が30日以上継続した状態のことをいう。ただし、積雪が10日以上継続した場合、5日間以内の無積雪期間があっても、次の10日以上に亘って積雪が継続した場合は、積雪が継続しているものとみなす。さらに再び5日間以内の無積雪期間があっても、次の10日以上に亘って積雪が継続すれば、同様に積雪が継続しているものと見なす。以降も同様である。 継続した積雪が始まった日を根雪初日という。根雪の定義が上述のとおりであるので、根雪初日はその日に発表されるのではなく、積雪期間が継続した時点で遡って発表される。気象庁では、根雪が一般的な主に北日本の有人観測点(官署・特別地域気象観測所)で、各気象台で根雪の初日や終日に関する統計が取られている。アメダス観測点の積雪に関して、取り立てて根雪と言及されることはない。 なお、夏になっても融雪せずに次の冬まで残る雪は万年雪と呼ばれて区別される。
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