毛鉱(Jamesonite)


Herja,Maramures,Rumania
Pb4FeSb6S14 標本の幅約2cm(左)、5mm(右)
水晶の間にある黒い部分が毛鉱です。写真では分かりませんが、とても小さくて細い毛の様な結晶です。
毛鉱
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 09:55 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動毛鉱 jamesonite | |
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分類 | 硫化鉱物 |
化学式 | Pb4FeSb6S14 |
結晶系 | 単斜晶系 |
へき開 | 一方向に良好 |
モース硬度 | 2.5 |
光沢 | 金属光沢 |
色 | 鉛灰〜黒 |
条痕 | 灰黒 |
比重 | 5.6 |
プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 |
毛鉱(もうこう、jamesonite)は、鉛やアンチモン、硫黄を主成分とする硫化鉱物[1]。スコットランドの鉱物学者ロバート・ジェイムソン(1774-1854)にちなみ命名され、硫安鉛鉱とも呼ばれる[2]。熱水鉱脈や接触交代鉱床中に見られる[1]。
名称は、多くの場合、毛を思わせるウィスカー状の針状結晶となることにちなむ。外見がブーランジェ鉱などの硫化鉱物と類似するため、詳細な鑑定には化学的分析が必要となる。
脚注
- ^ a b 松原聰 2013, p. 94.
- ^ 『新版 地学事典』 地学団体研究会 新版地学事典編集委員会編、平凡社、1996年10月。ISBN 978-4-582-11506-2
参考文献
- 松原聰『美しい鉱物』学習研究社〈学研の図鑑〉、2013年、94頁。ISBN 9784054055780。
関連項目
外部リンク
- Jamesonite - mindat.org
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