比較的新しい子音?
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/29 06:50 UTC 版)
「無声唇歯摩擦音」の記事における「比較的新しい子音?」の解説
ブラージ(2019)は、新石器時代以降柔らかい食べ物に慣れ咀嚼力が落ちたことから上の前歯と下唇との距離が縮まり、fを発音しやすくなったことにより、fの発音が一般化したと結論付けている。彼によると、6000~8000年前の言語(印欧祖語など祖語の時代)にfを有していた言語は3%程度だったが、現代語では76%にまでその割合が高まっているということである。実際、印欧祖語や上古中国語、ウラル祖語にはfは存在しないが、これらの言語の娘言語の多くには存在する。
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