死首の咲顔
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/12 14:15 UTC 版)
摂津兵庫の在郷で酒造を営む、郷士くずれの五曽次の息子が、村に住む同族だが貧しい娘と恋仲になる。ところが、五曽次が結婚に反対したため、娘の兄が同伴して直談判する。それでも結婚に反対され、兄は五曽次の家で妹の首を斬り落とす。兄は死罪で投獄され裁きを受けるが、五曽次の一家も親族の纏めがなっていない旨により、代官所から「所払い」の言い渡しを受ける。激怒した五曽次は「お前のせいだ」と息子を打ちすえるが、愛しい男の家で斬られた娘の首には笑顔があった。息子は出家して大徳と呼ばれた。
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