歯根嚢胞とは? わかりやすく解説

歯根嚢胞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/26 22:20 UTC 版)

歯根嚢胞(しこんのうほう,radicular cyst)は、慢性根尖性歯周炎に続発して発症する顎骨内の嚢胞歯原性嚢胞の一種であり、炎症性嚢胞の一種でもある。根尖性嚢胞とも。 類縁疾患として歯周嚢胞、歯根肉芽腫がある。歯牙根尖部及び歯根側方部に形成され、これらはそれぞれ根尖性歯根嚢胞、根側性歯根嚢胞という。


  1. ^ a b c d 森田展雄「第8章 顎口腔の嚢胞 2.顎嚢胞 1.歯原性嚢胞 1)歯根嚢胞」『口腔外科学』白砂兼光古郷幹彦医歯薬出版東京都文京区、2010年3月10日、第3版、300-301頁。ISBN 978-4-263-45635-4NCID BB01513588
  2. ^ a b c d e 佐藤廣「第3章 顎・顎関節の疾患 4.嚢胞および類似疾患 1)歯原性嚢胞 ①歯根嚢胞」『口腔顎顔面疾患カラーアトラス形式』編集 佐藤廣・白数力也・又賀泉・道健一・山根源之、監修 道健一、永末書店京都市上京区、2001年8月23日、第1版第2刷、182頁。ISBN 4-8160-1099-8
  3. ^ a b 上村修三郎「1章 歯科放射線診断学 II各論 顎骨の病変 1.X線透過性病変 局在するX線透過性病変 1)単胞性あるいは他胞性を示すX線透過性病変 a)歯原性嚢胞 歯根嚢胞」『標準歯科放射線学』監修 西連寺永康 編集 淵端孟・野井倉武憲・岸幹二、医学書院東京都文京区、2000年5月1日、第2版第1刷、148-149頁。ISBN 4-260-13726-3
  4. ^ 菅原信一「7章根尖部歯周組織の病変 IV.慢性根尖性歯周炎 2.慢性根尖性肉芽性歯周炎 2)歯根嚢胞」『歯学生のための病理学』口腔病理編、二階宏昌・伊集院直邦・下野正基、医歯薬出版東京都文京区、2003年2月25日、第2版第5刷、99-101頁。ISBN 4-263-45438-3
  5. ^ a b 川崎孝一「歯根嚢胞の非外科的歯内治療法に関する新考案 : 15年以上の長期経過例からみた研究/A New Rationale for the Nonsurgical Endodontic Treatment of Periapical Cysts : Evaluation Based on a Long-term Clinical Follow-up Examination over 15 Years」『日本歯科保存学雑誌』第49巻第6号、特定非営利活動法人日本歯科保存学会、2006年12月、 854-866頁、 ISSN 0387-23432010年5月18日閲覧。


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