正常分散とは? わかりやすく解説

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せいじょう‐ぶんさん〔セイジヤウ‐〕【正常分散】

読み方:せいじょうぶんさん

波長が短いほど屈折率大きくなるような分散。ある媒質中を進む波の振動数増加するにしたがって速度遅くなる。⇔異常分散


分散 (光学)

(正常分散 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/20 16:37 UTC 版)

プリズムによる光の分散

光学において分散(ぶんさん、英語: dispersion[1])とは、入射した光線波長ごとに別々に分離される現象、またはその度合いのことをさす。媒体屈折率が波長によって異なることによって発生する。

正常分散と異常分散

さまざまなガラスにおける屈折率と真空波長との関係(正常分散)。薄い赤で塗られている部分は可視光領域。

波長が短くなるほど屈折率が増大する場合、正常分散英語: normal dispersion)とよぶ。可視光域で透明な物質は、可視光域で正常分散が起こる。可視光以外でも物質の共鳴波長から離れた領域では正常分散が起こる。また一般に高屈折率物質ほど正常分散がより大きい。

これに対して、共鳴波長付近では逆に屈折率が小さくなり、長波長光のほうが短波長光より大きく屈折する。これを異常分散英語: anomalous dispersion)という。

セルマイヤーの分散公式

共鳴波長とその近傍以外における屈折率は、セルマイヤーの分散公式で与えられる。



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