正常価格
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/01/06 05:53 UTC 版)
正常価格(せいじょうかかく)とは、不動産の価格の種類の一つである。本項目においては、基本的に不動産鑑定評価基準による。ここでは、次のとおり定義される。
- ^ 「現実の社会経済情勢の下で…」という文言は2002年の不動産鑑定評価基準改正で加わったものであるが[1]、これは改正前の文言が完全競争市場に近い環境を前提としていたと誤解を生じかねないという事情があった(新藤『不動産鑑定評価の知識』p.45~46)。
- ^ 不動産鑑定評価基準総論第1章
- ^ ここでいう市場参加者は、自己の利益を最大化するため次のような要件を満たすとともに、慎重かつ賢明に予測し、行動するものとされる。 1) 売り急ぎ、買い進み等をもたらす特別な動機のないこと。 2) 対象不動産及び対象不動産が属する市場について取引を成立させるために必要となる通常の知識や情報を得ていること。 3) 取引を成立させるために通常必要と認められる労力、費用を費やしていること。 4) 対象不動産の最有効使用を前提とした価値判断を行うこと。 5) 買主が通常の資金調達能力を有していること。
- ^ 不動産鑑定評価基準総論第5章 - 依頼目的及び条件により#価格の他の種類のとおりの価格を求める場合がある。
- ^ 不動産鑑定評価基準総論第9章
[続きの解説]
「正常価格」の続きの解説一覧
- 1 正常価格とは
- 2 正常価格の概要
正常価格と同じ種類の言葉
- 正常価格のページへのリンク