歌の翼にとは? わかりやすく解説

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うたのつばさに【歌の翼に】

読み方:うたのつばさに

原題、(ドイツ)Auf Flügeln des Gesanges》メンデルスゾーン歌曲集六つの歌」(作品34)の第2曲。1835年作曲歌詞ハイネの詩「歌の本」に基づく。日本では門馬直衛津川主一の訳で歌われることが多い。


歌の翼に

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/07/06 10:10 UTC 版)

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歌の翼に」(うたのつばさに、: Auf Flügeln des Gesanges)は、ハインリヒ・ハイネ1827年に発表した『歌の本』(Buch der Lieder)にある詩である [1]フェリックス・メンデルスゾーンが作曲した歌曲(『6つの歌』作品34の2曲目)で、世界的にもよく知られている。

ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウペーター・シュライアーバーバラ・ボニーナタリー・シュトゥッツマン等、録音も数多い。

日本では門馬直衛津川主一がそれぞれ訳詞したものが、比較的よく歌われている。 [2] [3]

近鉄特急近鉄奈良駅到着及び発車前の案内放送で使用されているメロディでもある。

    原詩(ドイツ語)直訳(日本語)

    Auf Flügeln des Gesanges,
    Herzliebchen, trag' ich dich fort,
    Fort nach den Fluren des Ganges,
    Dort weiß ich den schönsten Ort.

    Dort liegt ein rotblühender Garten
    Im stillen Mondenschein;
    Die Lotosblumen erwarten
    Ihr trautes Schwesterlein.

    歌の翼で
    愛しい人よ、私はきみを運ぶ。
    ガンジス川の流れのかなたへ
    そこは美しいところと私は知っている。

    そこに赤い花咲く園があり、
    静かな月の光のもとで、
    スイレンの花が待つ、
    きみを愛する妹として。

    Die Veilchen kichern und kosen,
    Und schaun nach den Sternen empor;
    Heimlich erzählen die Rosen
    Sich duftende Märchen ins Ohr.

    Es hüpfen herbei und lauschen
    Die frommen, klugen Gazell'n;
    Und in der Ferne rauschen
    Des heiligen Stromes Well'n.

    スミレは微笑んで、仲良くし、
    星を見上げている。
    バラはお互いに匂い、
    密かに妖精の話をする。

    無邪気で利口な小鹿は、
    寄ってきて、聞こうとする。
    遠いところでは、聞こえている、
    聖なる流れの波の音が。 

    Dort wollen wir niedersinken
    Unter dem Palmenbaum,
    Und Liebe und Ruhe trinken,
    Und träumen seligen Traum.

    そこに座ろうよ、
    しゅろの木の下に。
    そして愛と安らぎにひたって、
    楽しい夢を見るよ。 

脚注

  1. ^ ドイツ語・日本語訳の対比
  2. ^ 歌の翼に(門馬直衛)
  3. ^ 歌の翼に(津川主一)


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