橘家蔵之助_(初代)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 橘家蔵之助_(初代)の意味・解説 

橘家蔵之助 (初代)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/27 05:19 UTC 版)

初代 橘家 たちばなや 蔵之助 くらのすけ
本名 木全 きまた 由太郎 よしたろう
生年月日 1880年3月5日
没年月日 1950年
出身地 日本愛知県
師匠 四代目橘家圓蔵
名跡 1.橘家〆蔵
(1905年 - ?)
2.橘家蔵之助
活動期間 1905年 - ?
活動内容 古典落語
新作落語
配偶者 三友派
主な作品
衛生料理

初代 橘家 蔵之助1880年3月5日 - 1950年頃?)は、愛知県出身の落語家。本名∶木全 由太郎

経歴

18歳で下駄屋に奉公をしていたがしくじり、天狗連に入って夢廼家浮世を名乗って東海道を7年ほど活動していた。

1905年四代目橘家圓蔵の門に入り〆蔵を名乗る。入門の前、酒屋に奉公でもしていたのか、楽屋では「酒屋」と呼ばれていたという。

明治40年代初めに蔵之助となる。1907年に京都に現れ1908年に下阪し互楽派に出たり、東京筆世界という新聞社で支局主任をしていた。後に三友派に加入した。

戦後は高座を勤める機会は少なかった。しかし、寄席の楽屋に顔を出し、元気な姿を見せていた。

芸風

観客の意表を付く八の字髭と、あまり他の落語家がやらない『壁金』で人気を得た。

余興の『滑稽浪花節』では馬鹿当たりし、それ以外ではあまり評価をされなかった。しかし、枕を振るのも巧く見事な出来栄えだったという。もう一つ評価されなかった理由に、名古屋訛りの東京落語が偏見をよんだようである。

新作落語も手掛け、『衛生料理』の作者。古典落語では『二人書生』『長頭まわし』『おはち』など演じ、SPレコードは『壁金』『滑稽浪花節』『天狗』など多くを残している。『百川』『意地競べ』『松山鏡』などは品と重みがあり立派であった。他に『玉手箱』、『風の神』、『おせつ徳三郎』、『そこつの転宅』、『汲み立て』、『うなぎ小僧』、『禁酒番屋』、『塩原多助』、『四斗俵』、『メンフランペスト』、『蝉丸』、『宵待』、『鰍澤』、『暁倖』、『一枚起請』、『しゃぼん』、『首の仕替』、『御姫様』、『團十郎の行儀箱』、『源九郎狸』、『疝気の虫』、『医者研究』などが持ちネタにあった。

芸歴

出典




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  橘家蔵之助_(初代)のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「橘家蔵之助_(初代)」の関連用語

橘家蔵之助_(初代)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



橘家蔵之助_(初代)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの橘家蔵之助 (初代) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS