権兵衛峠道路とは? わかりやすく解説

権兵衛峠道路

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/14 08:44 UTC 版)

権兵衛トンネル木曽口(塩尻市)
国道361号標識
権兵衛トンネル開通記念碑(塩尻市)

権兵衛峠道路(ごんべえとうげどうろ)は、国道361号の一部を成す道路で、長野県伊那市から同県塩尻市に至る全長約7.6 kmの地域高規格道路である。道路の大半を権兵衛トンネル(4,467 m)が占めている。以前は伊那市川北町(かわきたちょう)から西箕輪与地(にしみのわよち)までの既設道路を「権兵衛街道」と通称していた。この道路によって、夏季には約1時間30分要し、冬期は通行止めとなっていた伊那谷木曽谷間が、季節を問わず30分で往来する事が可能になった。また、木曽谷地域と東京の間の移動においても、この道路の開通によって所要時間が短縮されるようになり、従来の国道19号塩尻ICを経由するルートに代わって重要性が増すようになった。開通日の翌日には予想を上回る数(11,358台)の自動車が通行した。

姥神峠道路とともに、地域高規格道路伊那木曽連絡道路の一部を構成する。

概要

  • 起点:長野県塩尻市大字奈良井(旧楢川村
  • 経由:長野県上伊那郡南箕輪村飛地
  • 終点:長野県伊那市西箕輪与地
  • 全長:7.6 km
  • 規格:第3種第1級
  • 道路幅員:一般部・橋梁部 10.5 m、トンネル部 9.5 m
  • 車線数:2車線
  • 車線幅員:3.5 m
  • 設計速度:80 km/h
  • 事業費:約490億円

沿革

主な接続道路

関連項目

脚注

  1. ^ 2006年2月5日 信濃毎日新聞1面
  2. ^ 権兵衛トンネル通行不可 台風影響か 橋台近くで崩落信毎web 2019年10月24日閲覧

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