柳本大塚古墳とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 建物・施設 > 遺跡 > 古墳 > 日本の古墳 > 柳本大塚古墳の意味・解説 

柳本大塚古墳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/31 07:39 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
柳本大塚古墳
所在地 奈良県天理市柳本町
位置 北緯34度33分4秒
東経135度50分31秒
形状 前方後円墳
規模 全長94m
埋葬施設 竪穴式石室、刳舟状木棺
出土品 大型内行花文鏡
築造時期 古墳時代前期初頭
地図
柳本大塚古墳
テンプレートを表示

柳本大塚古墳(やなぎもとおおつかこふん)は、奈良県天理市にある古墳である。柳本古墳群に属する。

概要

  • 所在地:天理市柳本町大塚
  • 埋葬者:不明
  • 築造時期:古墳時代前期前半。
  • 墳形:前方後円墳。後円部正円形ではない。前方部の正面は弧状であるが、撥形のように広がってはおらずむしろすぼまっている。周濠は墳丘西において未確認。
  • 規模:全長約94m。後円径54m。
  • 埋葬施設:主室は後円部墳丘中央部の南北主軸に沿う竪穴式石室(長さ約3.6メートル、幅約3.6メートル)、舟形の刳抜式木棺(長さ約2メートル、幅約1.2メートル)で同棺からは同鏃と鉄器が出土した。直径1メートルの不正円形の小石室が設けられ、径39.7センチの大型仿製内行花文鏡が納められていた。この小石室は、板石が天井の方にせり出した合掌式石室で副葬品埋納の副室と考えられている。また鏡を単独で副葬していたことから、鏡を格別に重視していたと考えられる。
  • 出土遺物
    • 内行花文鏡(鋼鏡・径39.7cm・宮内庁所蔵、四葉座間・連弧文間・雷雲文帯に配置された単位文様は渦巻き文のみ。四葉座間・連弧文間の周囲は珠文を地の文の様に隙間なく埋められている。)
    • 銅鏃×6
    • 鉄片

関連項目

日本の古墳一覧





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「柳本大塚古墳」の関連用語

柳本大塚古墳のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



柳本大塚古墳のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの柳本大塚古墳 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS