松浦雅子とは? わかりやすく解説

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松浦雅子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/22 07:03 UTC 版)

松浦 雅子(まつうら まさこ、1960年 - )は、日本の映画監督脚本家跡見学園女子大学文学部コミュニケーション文化学科教授。

経歴

石川県金沢市出身。思春期を金沢で過ごし、金沢大学附属高等学校を卒業。その後上京し、横浜国立大学教育学部卒業。大学在学中より、シナリオセンター、松竹シナリオ研究所シナリオを学ぶ。大学4年生の時、松竹映画『シングルガール』の共同脚本として、脚本家デビュー。大学卒業後、東北新社CM本部に所属。CMディレクターとして演出家デビューする。当時は数少ない女性CMディレクターとして活躍、数百本のCM演出を手がけ、その名を知られる。

その後、CM演出をしながら映画脚本も書き続け、1995年の松竹映画『人でなしの恋』(阿部寛羽田美智子主演)で脚本・監督デビュー。その後、サンダンス映画祭優秀脚本賞などを受賞し、本格的に映画界に進出。

フジテレビデボラがライバル』(吉川ひなの主演)、東宝映画プラトニックセックス』(加賀美早紀オダギリジョー主演)、『ダンボールハウスガール』(米倉涼子主演)などを監督。それまでは、旬のアイドルを起用した映画やCM演出が多かったが、2001年より、ミュージカルや舞台の構成・演出にも進出する。

2002年には、元宝塚歌劇団トップスターの真琴つばさによる音楽劇『コントラスト』の構成演出を、アートスフィアにて成功させる。この他、音楽プロモーションビデオや短編映画も数多く手がけ、そのほとんどのオリジナル脚本も執筆している。

作風はCMディレクター出身ならではのスタイリッシュな映像と、細やかな女性心理の描写で知られる。近年は、ピンクリボン活動を始め、映画『MAYU~ココロの星』では、乳がんと闘う実在の女性をモデルに映画の脚本・監督を務め、全国を上映・講演で回る。

劇場映画

  1. 「シングルガール」'83(共同脚本) 主演 桃井かおり
  2. 人でなしの恋」’95 (脚本・監督) 主演 阿部寛 羽田美智子(東京国際映画祭正式出品作品)
  3. デボラがライバル」'97(監督) 主演 吉川ひなの 谷原章介(東京国際女性映画祭出品)
  4. 「ダンボールハウスガール」'01 (脚本・監督)主演 米倉涼子
  5. プラトニックセックス」'01(監督) 主演 加賀美早紀 オダギリジョー
  6. 「MAYU〜ココロの星」'07(脚本・監督)主演 平山あや

その他の作品

NTT、docomo、グリコ、日立製作所、ロート製薬、Pana Home、ロッテ、三菱電機、JAL、トヨタ、コーセー、カネボウなど。CM演出歴は、数百本以上に上る。[要出典]

  1. 短編映画「いつかそうであったような」(脚本・監督)主演:内山理名
  2. 短編映画「時間の国のアリス」(脚本・監督)    主演:深田恭子
  3. 短編映画「あなたへの月」(脚本・監督)      主演:平山あや
  4. 音楽劇「コントラスト」真琴つばさ (構成演出) '02(アートスフィア)
  5. ミュージカル「エディットピアフ」(原案・構成) '04(アートスフィア)
  6. TOKIO PV「Love & Peace

受賞歴

  • 脚本「イエローの森」で、シネマ100サンダンス国際賞・優秀賞受賞。

参考




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