東部軍管区 (日本軍)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/26 16:13 UTC 版)
東部軍管区(とうぶぐんかんく)は、大日本帝国陸軍の軍管区のひとつ。
概要
1940年(昭和15年)8月に発足した東部軍の管轄区域であり、東部軍司令部が軍管区内の軍隊を指揮・統率した。
1945年(昭和20年)2月11日[注釈 1]、第12方面軍の編成により東部軍が廃止され、その後は第12方面軍司令部が東部軍管区司令部を兼ね軍政を統轄した。
司令部人事
- 姓名、階級、補職、免職の順に表示した。
- 司令官および参謀長は第12方面軍の職が本職、東部軍管区の職が兼職。参謀副長および経理部長、軍医部長は東部軍管区の職が本職、第12方面軍の職が兼職。以下、東部軍管区での本職は(本)、兼職は(兼)と表記する。
歴代司令官
- 藤江恵輔 大将:1945年2月1日[1] - 1945年3月9日[2](兼)
- 田中静壱 大将:1945年3月9日[2] - 8月24日[注釈 2](兼)
- 土肥原賢二 大将:1945年8月25日[3] - 9月23日[4](兼)
- 北野憲造 中将:1945年9月23日[4] - 11月30日(兼)
歴代参謀長
歴代参謀副長
- 高嶋辰彦 少将:1945年2月1日[1] - 3月1日[5](本)
- 山崎正男 少将:1945年3月1日[5] - 8月5日(本)
- 吉野弘之 少将:1945年6月1日[6] - 8月6日(東部軍管区参謀副長職のみ)
- 小沼治夫 少将:1945年8月5日 - 11月1日[7](東部軍管区参謀副長職のみ)
- 小野打寛 少将:1945年9月13日[4] - (東部軍管区参謀副長職のみ)
歴代経理部長
歴代軍医部長
- 河野正次 軍医少将:1945年1月29日[8] - (本)
脚注
注釈
出典
- ^ a b c 「陸軍異動通報 第24号 昭和20年2月1日(防衛省防衛研究所)」 アジア歴史資料センター Ref.C12120932700
- ^ a b 「陸軍異動通報 第55号 昭和20年3月10日(防衛省防衛研究所)」 アジア歴史資料センター Ref.C12120935900
- ^ 「陸軍異動通報 第1号 昭和20年8月31日(防衛省防衛研究所)」 アジア歴史資料センター Ref.C12120963200
- ^ a b c 「陸軍異動通報 第2号 昭和20年9月30日(防衛省防衛研究所)」 アジア歴史資料センター Ref.C12120963300
- ^ a b c d 「陸軍異動通報 第44号 昭和20年3月1日(防衛省防衛研究所)」 アジア歴史資料センター Ref.C12120934800
- ^ 「陸軍異動通報 第127号 昭和20年6月1日(防衛省防衛研究所)」 アジア歴史資料センター Ref.C12120960000
- ^ 「陸軍異動通報 第4号 昭和20年11月10日(防衛省防衛研究所)」 アジア歴史資料センター Ref.C12120963400
- ^ a b 「陸軍異動通報 第22号 昭和20年1月30日(防衛省防衛研究所)」 アジア歴史資料センター Ref.C12120932500
参考文献
関連項目
外部リンク
- 中野文庫:関東戒厳司令部条例(大正12年勅令第400号) - ウェイバックマシン(2019年1月1日アーカイブ分)
- 中野文庫:東京警備司令部令(大正12年勅令第480号) - ウェイバックマシン(2019年1月1日アーカイブ分)
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