日本海呼称問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/18 20:50 UTC 版)
日本海呼称問題(にほんかいこしょうもんだい、英: Sea of Japan naming dispute)とは、国際的に「日本海」ないしその同義語で呼ばれている海域の呼称を大韓民国(韓国)が独自の呼称である東海(トンヘ)に変更するように求めている呼称問題である[1]。1992年に韓国が問題提起して以降[2]、国際水路機関 (以下、IHO) の「大洋と海の境界 (S-23)」[3][4]」の改訂に関する会議や、国際連合地名標準化会議などで、日本海の名称変更および変更に至るまでの間の併記を要求する運動を行っている[5]。(経過は後述)
- ^ 日本においても、古くは近畿地方を中心とした方位方角に由来する呼称で周辺の海域を呼んでおり、日本海を「北海」と呼ぶこともあった。ただし現在ではこの呼称は、日本周辺の海域の名称としては、非公式な文脈で漠然と北方の海や北海道周辺の海を指すのに用いられる程度である。
- ^ 韓国のメディアであるKBSワールドラジオの中国語放送や簡体字記事で、この問題以外の内容は、東シナ海との区別や中国人リスナーへの配慮のため、「韩国东海」(ピンイン:hánguódōnghǎi、ハングォードンハイ)を用いる。それ以外の漢字文化圏のKBSワールドラジオは、単に「東海」(日本語放送の読みは「とうかい」)である。
- ^ 北朝鮮政府の公式見解は、朝鮮中央通信や対南宣伝ウェブサイト「わが民族同士」などの国営報道機関と、北朝鮮の支配政党である朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」を通じて発表されている。
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