東インド会社カレッジとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 東インド会社カレッジの意味・解説 

東インド会社カレッジ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 23:59 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

東インド会社カレッジ(ひがしインドがいしゃカレッジ、East India Company College:東インド・カレッジ、East India College とも)は、1806年に設立されたイギリス東インド会社の行政職に就く者たちの教育訓練施設。

歴史

現在のヘイリーベリー・カレッジ。

このカレッジの設立には、イギリス東インド会社の会長で庶民院議員でもあったチャールズ・グラント (Charles Grant) が密接に関与していた。当初、仮にハートフォード・キャッスル (Hertford Castle) に開設されたこのカレッジは、近傍のハートフォード・ヒース (Hertford Heath) の敷地に新築された施設へ1809年に移転した。その設計にあたったのは、ロンドンナショナル・ギャラリーの設計を手がけた建築家ウィリアム・ウィルキンス (William Wilkins) であった。

1856年、それまで有力者の指名によって任命されていたインド高等文官が、公募競争試験による採用に切り替えられた。1857年インド大反乱が起こると、イギリス政府は1858年1月にインドの施政権を東インド会社から引き継いで直接統治に乗り出し、カレッジは閉鎖された。1862年に、カレッジはパブリック・スクールとして再開しヘイリーベリー (Haileybury) と称するようになり、1942年には、インペリアル・サービス・カレッジ (Imperial Service College) と統合再編され、ヘイリーベリー・アンド・インペリアル・サービス・カレッジ (Haileybury and Imperial Service College) となった。1980年代以来、カレッジは共学のインデペンデント・スクールとして運営されている。

脚注

関連文献

  • Farrington (ed.), Anthony (1976). The Records of the East India College, Haileybury, & other institutions. London: H.M.S.O. 

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「東インド会社カレッジ」の関連用語

東インド会社カレッジのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



東インド会社カレッジのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの東インド会社カレッジ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS