杜乂とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 杜乂の意味・解説 

杜乂

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/22 07:17 UTC 版)

杜 乂(と がい、生没年不詳)は、東晋外戚成帝皇后杜陵の父にあたる。弘治本貫京兆郡杜陵県

経歴

尚書左丞の杜錫の子として生まれた。穏健な性格で、姿かたちが美しく、江南地方で有名であった。王羲之は杜乂に会って観察すると、「膚(はだ)は凝脂のごとく、眼は点漆のようで、これ神仙の人なり」と評した。桓彝はまた「衛玠は神(精神)が清く、杜乂は形(姿かたち)が清し」と評した。当陽侯の封を嗣ぎ、公府の掾として召されて、丹陽丞となった。若くして死去した。咸康初年、金紫光禄大夫の位を追贈された。は穆といった。あるとき司徒の蔡謨は朝廷で「諸君らが杜乂に会っていないのが残念だ」とこぼした。

杜乂には男子がなく、早逝すると、妻の裴氏が娘の杜陵を養育した。後に裴氏は高安郷君に封じられ、邑500戸を与えられた。孝武帝のとき、広徳県君に進められた。裴氏は年をとると、人々に「杜姥」と呼ばれた。

伝記資料

  • 晋書』巻93 列伝第63



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「杜乂」の関連用語

杜乂のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



杜乂のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの杜乂 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS