本書への評価と批判
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/05 00:58 UTC 版)
「帝国主義下の台湾」の記事における「本書への評価と批判」の解説
台湾出身の学者である涂照彦教授は、本書の理論的業績として以下の三つをあげる。 植民地領有に当たっての日本資本主義の歴史的性格を明らかにしたこと。 矢内原が台湾の資本主義化過程における日本の国家権力の活動とその性格を、日本資本の台湾制覇との関連で、実態に即応して冷徹に考察したこと。 台湾の植民地経済過程を体系的に把握したこと。 その一方で、本書においては、台湾の民族資本の形成とその役割が殆ど論じられていないのでないかという批判がある。
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