朔望月との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 18:50 UTC 版)
平均朔望月は約29.530589という端数であるため、カレンダーなどでは下記のような現象が見られる。 月齢 - 朔の瞬間を以て0としリセットするため、毎日1ずつ増加する数字が朔日(旧暦1日)またはその翌日に不規則に変化する。 月相 - 月相は28分割で表すが、この数は平均朔望月よりも約1.530589少ない。したがって前日と同じ月相が続く日が1か月あたり1日ないし2日発生する。 月相を平均朔望月の1周29.530589により近い周期で表せば月齢とより良く一致するが、1周を28としているのは4の倍数にすることによって満月と半月(上弦と下弦)を整数にするためである。このずれと、月の公転角速度が一定でないせいで、一般に月相と月齢は一致しない(月齢のほうが大きいことが多い)。たとえば、満月の月相は常に14だが、月齢はおよそ13.9〜15.6の範囲を変動する。
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