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曾根毅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/20 17:26 UTC 版)

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曾根 毅(そね つよし、1974年 - )は、俳人歌人香川県生まれ。

経歴・人物

2002年、「花曜」入会。鈴木六林男に師事。2005年、「花曜」終刊後、「光芒」同人を経て、2011年、「LOTUS」同人[1][2]。実直な五七五定型に立ち、抒情の中に重厚さとニヒル、ユーモアを漂わせる句が多い。2011年、第二十九回現代俳句新人賞佳作奨励賞。2012年、第三十回現代俳句新人賞佳作。2014年、第4回芝不器男俳句新人賞を受賞。受賞作100句は東日本大震災を背景とした虚実皮膜の作品群で、震災における情況と心情を冷静に見極めて俳句に昇華したこと、全体に底流として流れている危機の感覚といった点が評価された[3][4]。2015年、第4回芝不器男俳句新人賞受賞作を収めた第一句集『花修』(深夜叢書社)を刊行。その後、短歌にも活動の幅を広げ、2019年に「何も言わない」で第二回笹井宏之賞大森静佳賞を受賞。現代俳句協会会員。

作品例

  • 立ち上がるときの悲しき巨人かな
  • 鶴二百三百五百戦争へ
  • 滝おちてこの世のものとなりにけり
  • 中空を真闇と思う立葵
  • 菊人形水を隔てているような
  • 薄明とセシウムを負い露草よ

書籍

句集

  • 『花修 曾根毅句集』(深夜叢書社、2015年7月)

出典

  1. ^ 週刊俳句 第151号後記+執筆者プロフィール(2014年3月20日閲覧)
  2. ^ -blog 俳句空間- 戦後俳句を読む 第58号 作者略歴(2014年3月20日閲覧)
  3. ^ 「芝不器男俳句新人賞 曽根さん(大阪)受賞」『愛媛新聞』 2014年3月12日第7面
  4. ^ 第四回芝不器男俳句新人賞 決定 芝不器男俳句新人賞プレスリリース(2014年3月20日閲覧)

外部リンク



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