暗黒の火曜日
1920年代に起こった米国株価の大暴落のなかでも、最も有名なのが10月24日に起こったブラック・サースデー(暗黒の木曜日)ですが、さらに翌週の火曜日にも、ニューヨーク・ダウは大幅に下落しました。この2回の暴落によって、アメリカの株式市場は壊滅的なダメージを受け、世界恐慌へと突入していきました。アメリカの株価は1932年にようやく下げ止りましたが、その時の株価はピーク時の6分の1になっていたと言われています。米国政府は、株価の大暴落と世界恐慌の原因を突き止めるべく、ペコラ委員会を設立しました。その結果、銀行の不透明な取引などが白日の下にさらされ、銀行と証券業務の分離を規定したグラス・スティーガル法などが制定されました。
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