春日川 (高松市)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 春日川 (高松市)の意味・解説 

春日川 (高松市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/25 10:17 UTC 版)

春日川
水系 二級水系 新川
延長 15.1 km
流域面積 62.9 km2
水源 高松市西植田町
河口・合流先 瀬戸内海(香川県)
流域 香川県
テンプレートを表示

春日川(かすががわ)は、香川県高松市を流れる新川水系の河川。

概要

高松市西植田町に源を発し、高松低地東部を新川と並行して北流し、屋島西町の河口近くで新川に合流する。指定延長15.1km、流域面積62.9km2。新川はかつて東山崎町付近で当河川に合流していたが、古墳時代に治水のため当河川から分離されたといわれている[1]

六条町で合流する支流の古川は、浅野新池、三郎池の余水を水源としている。上流部には四箇池(神内池、神内上池、松尾池、城池、公渕池、坂瀬池の総称)があり、約1200haの水田を潤すだけでなく、高松市水道事業の水源に一部転用されている[2]

典型的な香川県における河川の特徴として、平時は水量に乏しいものの、降雨時には急激に水かさが増す。そのため下流部周辺ではたびたび洪水に見舞われており、特に2004年(平成16年)10月に上陸した台風23号は、本流の新川も含めて浸水家屋6666戸、浸水面積693haと周辺に甚大な被害を与えた[3]

下流木太町河川敷では毎年5月に、流れ灌頂の供養や植木・農具の販売を起源にもつ川市が開かれ、初夏の風物詩となっている[4]

主な支流

  • 天満川
  • 中谷川
    • 神内川
  • 葛谷川
  • 朝倉川
    • 高様川
  • 古川(市内中部及び西部に2つある同名の河川は、それぞれ詰田川水系及び本津川水系であり全て別の河川である)
    • 小作川

主な橋梁

参考文献

  1. ^ 四国新聞社編集局 編『讃岐のため池』美巧社、1975年9月。ASIN B000J9UVCE 
  2. ^ 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典37 香川県』角川書店、1985年9月、214頁頁。ISBN 978-4-04-001370-1 
  3. ^ 新川水系河川整備基本方針” (PDF). 香川県 (2009年4月). 2012年12月8日閲覧。
  4. ^ 福岡茂樹. “春日川の川市(高松)”. 四国新聞. https://www.shikoku-np.co.jp/feature/nokoshitai/gyoji/4/ 2012年12月8日閲覧。 



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「春日川 (高松市)」の関連用語

春日川 (高松市)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



春日川 (高松市)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの春日川 (高松市) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS