日本国現報善悪霊異記とは? わかりやすく解説

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日本国現報善悪霊異記

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/10 06:08 UTC 版)

日本国現報善悪霊異記』(にほんこくげんほうぜんあくりょういき)は、平安時代初期に書かれ、伝承された最古の説話集で『日本霊異記』と略して呼ぶことが多い。著者は景戒。上・中・下の三巻。変則的な漢文で表記されている。


注釈

  1. ^ この巻は景戒の生存期と近接または重複し、紀井国関係の説話が収録されている[1]
  2. ^ 上巻2話(5・34)、中巻3話(1・11・32)、下巻13話(1・2・10・16・17・25・28・29・30・32・33・34・38)の18話、そのうち名草郡に関する説話は7話(上5、中32、下16・28・30・34・38)を占めている[1]
  3. ^ 行基に関する説話が7話(上巻5、中巻2・7・8・12・29・30)も収録されている[1]

出典

  1. ^ a b c d 加藤謙吉「聞く所に口伝を撰び……」 -古代交通路と景戒の足跡-(小峰和明他編 2004年 82ページ)
  2. ^ 志田諄一「日本霊異記と景戒」『日本霊異記とその社会』(雄山閣、1975年)や師茂樹「「空有の論争と仏性論争との接続」『論理と歴史―東アジア仏教論理学の形成と展開』(ナカニシヤ出版、2015年)などの説
  3. ^ 水口幹記「『日本霊異記』所載の目盲説話をめぐってーその"政治的"側面について」小山聡子 編『前近代日本の病気治癒と呪術』(思文閣出版、2020年)P92-96.
  4. ^ 講談社学術文庫本、中田祝夫の訳による


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