敗北の少年
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/29 10:08 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動「敗北の少年」 | ||||||||
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kemuの楽曲 | ||||||||
リリース | 2013年5月6日 | |||||||
時間 | 3分47秒 | |||||||
作詞者 | kemu | |||||||
作曲者 | kemu | |||||||
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「敗北の少年」(はいぼくのしょうねん)は、kemuのオリジナル曲[1]。
概要
「敗北の少年」は、kemu(堀江晶太)が作詞・作曲・編曲を務め、GUMIを使う形で公開された、ボカロPのkemuの代表曲にあたるボーカロイド曲である[1][2]。
ニコニコ動画上では2013年5月6日22時38分にkemuのチャンネルで『【GUMI】敗北の少年【オリジナル曲】』というタイトルで公開され、2021年3月1日現在までに239万回以上の再生回数を誇っているほか、5万6千件を超えるコメントを記録している[3]。
YouTube上では2013年5月7日にke-sanβのチャンネルで『【HD】 敗北の少年 【GUMI オリジナル曲】- KEMU VOXX』というタイトルで公開され、2021年3月1日現在までに429万回以上の再生数を記録している[4]。
kemuのインタビューによれば、同曲はフィクションの世界観で描いていたKEMU VOXXの曲の中では、同曲は唯一SFというフィクションという世界観を拒否した人物の話としていて、現実を生き延びる人間に寄せた歌詞であるため、生きている人物像を題材とした曲を中心に出しているPENGUIN RESEARCHでのセルフカバーが行えたと話すのと同時に、同曲が一連の「KEMU VOXX」を終わらせる曲だと位置付けている[5][6]。
尚、kemuは2013年5月に『敗北の少年』を投稿したのち、一度時間を置くために4年ほど新曲の投稿をやめたのち、『拝啓ドッペルゲンガー』を投稿している[7][8][9][5]。
同曲はあらきのサブスク配信でカバーされたり、キミノマワリ。のメンバー三人の卒業公演、音楽フェスティバル「Best Beauty Booking」での大矢梨華子の歌枠、アルスマグナlive tour 2016炎夏祭samba carnaval、After the Rainのライブ『After the Rain - WINTER TOUR 2015 -』などのライブの中でもカバーとして歌われるなど、他アーティストによるカバー活動も積極的に行われている[10][11][12][13][14][15]。
また、ミニアルバムの「WILL」の最後に収録されている同曲に対して、アニメイトタイムズは同局の中に叙情的効果やサビへ一気に向かっていく印象があり、前曲の「世界最後の日に」とは違って理想ではなく現実を意識しているのが同曲のため、同曲を終曲に入れたのではないかと分析している[16]。
2016年3月12日にはPENGUIN RESEARCHのオフィシャルチャンネルで同曲のセルフカバーが公開され、2021年3月1日現在までに241万回以上の再生回数を記録しているほか、リスアニ! LIVE2019などで同曲のセルフカバーをライブで行っている[17][18]。
また、同曲は『初心者でも3段階でラクラク!人気ボカロソング: 初心者にやさしいアレンジで最新&定番ボカロ曲を難易度別に掲載☆3ステップで楽しく弾けるようになろう!』や『初心者のためのかんたんステップアップ!ボカロソング』などの書物では初心者用の楽曲として紹介されている[19][20]。
収録されているアルバムなど
- PENGUIN RESEARCHアルバム『敗者復活戦自由形』[21]
- PENGUIN RESEARCHミニアルバム『WILL』[22][23]
- KEMU VOXX『Pandora VOXX-reboot』[24]
- KEMU VOXX『PANDORA VOXX』[25]
- KEMU VOXX『Pandora VOXX-complete-』[26]
- ヲタみん『Cheerful Voice』[27]
- Geroのアルバム『SECOND』(「feat.まらしぃ」バージョン)[28]
- +α/あるふぁきゅん。『Rootage/α ルーテージ/アルファ』[29]
脚注
- ^ a b “今、アツイ!激推しロックバンド!PENGUIN RESEARCH!” (日本語). サウンドハウス. 2021年3月1日閲覧。
- ^ “敗北の少年/kemu-カラオケ・歌詞検索|JOYSOUND.com” (日本語). JOYSOUND.com. 2021年3月1日閲覧。
- ^ (日本語) 【GUMI】敗北の少年【オリジナル曲】 2021年3月1日閲覧。
- ^ (日本語) 【HD】 敗北の少年 【GUMI オリジナル曲】- KEMU VOXX 2021年3月1日閲覧。
- ^ a b Inc, Natasha. “kemu / 堀江晶太インタビュー|ボカロP、コンポーザー、バンドマン いち音楽家のあくなき表現欲求 (2/3) - 音楽ナタリー 特集・インタビュー” (日本語). 音楽ナタリー. 2021年3月1日閲覧。
- ^ “大人気ボカロ曲シリーズ、一旦の終幕!「敗北の少年」が綴る物語とは。 - めるも” (日本語). ニュース&エンタメ情報『めるも』. 2021年3月1日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “kemu / 堀江晶太インタビュー|ボカロP、コンポーザー、バンドマン いち音楽家のあくなき表現欲求 - 音楽ナタリー 特集・インタビュー” (日本語). 音楽ナタリー. 2021年3月1日閲覧。
- ^ “【考えてみた】ボカロP・kemuの“拝啓ドッペルゲンガー”はなぜこんなにも歌い手を駆り立てるのか-rockinon.com|https://rockinon.com/news/detail/161852” (日本語). rockinon.com. 2021年3月1日閲覧。
- ^ アニメ・アニメ音楽のポータルサイト, リスアニ!WEB-. “伝説のボカロP“kemu”。4年ぶりの新曲「拝啓ドッペルゲンガー」を動画サイトに公開!kemuの正体はPENGUIN RESEARCHの堀江晶太!!” (日本語). リスアニ!WEB - アニメ・アニメ音楽のポータルサイト. 2021年3月1日閲覧。
- ^ “あらき、ボカロ歌ってみた17曲のサブスク配信を記念し、全世界配信ライブが開催決定!:時事ドットコム” (日本語). 時事ドットコム. 2021年3月1日閲覧。
- ^ “あらき、全世界に向けて配信ライブ開催” (日本語). BARKS. 2021年3月1日閲覧。
- ^ “キミノマワリ。涙と笑顔で3人が卒業「見つけてくれてありがとう」(ザテレビジョン)” (日本語). Yahoo!ニュース. 2021年3月1日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “そらる&まふまふ、ソロありコスプレありのツアー大盛況” (日本語). 音楽ナタリー. 2021年3月1日閲覧。
- ^ “元ベビレ 大矢梨華子、解散後初ライブでオリジナルソング初披露「私の未来を、みなさんと一緒に作っていければ」 - Pop'n'Roll(ポップンロール)”. popnroll.tv. 2021年3月1日閲覧。
- ^ アルスマグナ (2017). アルスマグナlive tour 2016炎夏祭samba carnaval. [東京]: ユニバーサルミュージック
- ^ “「敗北の少年」などが収録されたペンギンリサーチ「WILL」発売! | アニメイトタイムズ” (日本語). 「敗北の少年」などが収録されたペンギンリサーチ「WILL」発売! | アニメイトタイムズ. 2021年3月1日閲覧。
- ^ アニメ・アニメ音楽のポータルサイト, リスアニ!WEB-. “豪華コラボも披露!3日間開催となる“リスアニ!LIVE 2019”の初日“FRIDAY STAGE”が大熱狂のなか終演!” (日本語). リスアニ!WEB - アニメ・アニメ音楽のポータルサイト. 2021年3月1日閲覧。
- ^ “PENGUIN RESEARCH 『敗北の少年』 - YouTube”. www.youtube.com. 2021年3月1日閲覧。
- ^ 初心者でも3段階でラクラク!人気ボカロソング : 初心者にやさしいアレンジで最新&定番ボカロ曲を難易度別に掲載☆3ステップで楽しく弾けるようになろう!. 東京: シンコーミュージック・エンタテイメント. (2014)
- ^ 初心者のためのかんたんステップアップ!ボカロソング. 東京: シンコーミュージック・エンタテイメント. (2015)
- ^ “PENGUIN RESEARCH 堀江晶太、ボカロP “kemu”だと公表 4年ぶり同名義の新曲公開” (日本語). Real Sound|リアルサウンド. 2021年3月1日閲覧。
- ^ “【MV解禁】「敗北の少年」ミュージックビデオ解禁! | PENGUIN RESEARCH | ソニーミュージックオフィシャルサイト” (日本語). PENGUIN RESEARCH | Sony Music. 2021年3月1日閲覧。
- ^ RESEARCH, PENGUIN (2016). Will. [東京]: ultraCeep
- ^ VOXX, KEMU (2013). Pandora VOXX-reboot. [東京]: ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント
- ^ “KEMU VOXX | DISCOGRAPHY”. kemu-voxx.com. 2021年3月1日閲覧。
- ^ VOXX, KEMU (2013). Pandora VOXX-complete-. [東京]: エイベックス・マーケティング
- ^ ヲタみん (2014). Cheerful voice. [東京]: ティームエンタテインメント
- ^ アニメ・アニメ音楽のポータルサイト, リスアニ!WEB-. “Gero、2ndアルバム『SECOND』の収録内容とジャケット写真を公開!” (日本語). リスアニ!WEB - アニメ・アニメ音楽のポータルサイト. 2021年3月1日閲覧。
- ^ +α/あるふぁきゅん。 (2018). Rootage/α ルーテージ/アルファ. [東京]: FABTONE
関連項目
外部リンク
- 敗北の少年 / GUMI - YouTube
- 敗北の少年 / GUMI - ニコニコ動画
- PENGUIN RESEARCH 『敗北の少年』 - YouTube
- 敗北の少年のページへのリンク