戸川敬一とは? わかりやすく解説

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戸川敬一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/20 03:10 UTC 版)

戸川 敬一(とがわ けいいち、1909年1月2日[1] - 2002年4月9日[2][3])は、日本のドイツ文学者。専門はドイツ思想史[3]上智大学名誉教授[3]

生涯

愛知県豊橋市生まれ。東京市立市谷尋常小学校卒業。早稲田中学校卒業。1932年上智大学文学部ドイツ文学科卒業。1932-1936年ドイツミュンヘン大学ベルリン大学、およびスイスフリブール大学に留学、哲学博士

帰国後、1936年上智大学文学部講師、助教授、教授、文学部長、上智学園理事を務め、1979年定年、名誉教授。1979‐2000年中村学園監事。日独協会、OAG(ドイツ文化研究所)、アイヒェンドルフ協会などに所属した[4]

著書

  • 『落穂集 ドイツ文学をめぐって』戸川教授還暦記念刊行会編 春秋社 1970
  • 『夕映えに』南窓社 2003

共編著

  • 『上智大生活』編 現代思潮社 1953
  • ホイヴェルス神父のことば キリスト教と日本の一つの出会い』土居健郎共編著 弘文堂 1986
  • 『マイスター独和辞典』人見宏,木村直司,佐々木直之輔,榎本久彦,石村喬,フランツ・アントン・マイヤー共編 大修館書店 1992
  • 『ハンディマイスター独和辞典』共編 大修館書店 1997
  • 『新マイスター独和辞典』榎本久彦,人見宏, 石村喬, 木村直司, Franz-Anton Neyer, 佐々木直之輔, 新倉真矢子, 島憲男,草本晶共編 大修館書店 2006

翻訳

  • クレメンス・ブレンタン『先生と五人の息子』独逸童話文学選集 増進堂 1944
  • アントン・レッバッハ『カトリック社会観』ルーベルト・エンデルレ書店 1947
  • ハインリヒ・デュモリン『近代思想と基督教』小林珍雄共訳 エンデルレ書店 1947
  • ハインリヒ・デュモリン『全き人間』エンデルレ書店 1948 のち現代教養文庫
  • ハインリヒ・デュモリン『マルキシズムと実存主義の間 キリスト教的人間像』要書房 1949
  • ヘルマン・ホイヴェルス『山上よりの御声 聖書を読みて』エンデルレ書店 1950
  • エルリンハーゲン編『スルスム・コルダ 優れたカトリック者の祈祷集』エンデルレ書店 1950
  • デュモリン『一粒の種子』中央公論社 1950
  • ヘルマン・ホィヴェルス『時間の流れに』編 中央出版社 1953
  • ハインリヒ・デュモリン『生きるよろこび』社会思想研究会出版部 現代教養文庫 1955
  • ワルター・グロピウス『生活空間の創造』蔵田周忠共訳 彰国社 1958
  • 『ペン 現代ドイツ作家集 小説・詩・エッセー』編訳 エンデルレ書店 1974

論文

脚注

  1. ^ 『現代日本人名録』1987
  2. ^ 『人物物故大年表』
  3. ^ a b c 戸川敬一氏死去/上智大名誉教授”. 四国新聞社. 2022年8月20日閲覧。
  4. ^ 『夕映えに』著者紹介



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