成長円錐の構造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/07 16:33 UTC 版)
成長円錐は2つの部分からなる。セントラルドメイン(中央区域、定訳ではない)とペリフェラルドメイン(末梢区域、同じ)である。セントラルドメインは扇の要に近い部分で微小管に富み、小胞や細胞内小器官も多い。ペリフェラルドメインは扇の周辺部でアクチン繊維に富み、形態変化が著しい。ペリフェラルドメインはアクチン束とその間の葉状仮足(様構造)という形からなり、アクチン束はそのまま細胞外に突き出て糸状仮足(様構造)となる。最近は、セントラルドメインとペリフェラルドメインの間に、ミオシンによって強く束ねられたacrin arcからなるトランジションゾーン(移行帯)を入れて3つの部分からなるとすることも多い。
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