心張り棒とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 文化 > 道具 > > 心張り棒の意味・解説 

しんばり‐ぼう【心張り棒】

読み方:しんばりぼう

外から開けられないように、戸の内側あてがうつっかい棒


心張り棒

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/24 17:59 UTC 版)

心張り棒(しんばりぼう)とは、戸やが開かないように押さえておく「つっかい棒」のことである。

概要

江戸時代などの民家では、簡単なとして引き戸などによく使われており、「用心棒」とも呼ばれるがこの道具から派生して護身用の棒(棍棒)を意味するようになり、○○坊のように護衛する人も用心棒と呼ばれるようになった[1]

使い方

棒の一端を戸板の側面に、もう一端を柱や壁などの固定されたものに当てて、引き戸を横に滑らす動きを制限する。 一般的には、戸の動く距離よりも長い棒を用いて、筋交状に斜めにかかるように設置する。

戸を閉じた状態で固定し、外部からの侵入者や害獣の立ち入りを制限する為の物だが、戸板そのものの取り外しや破壊を防ぐような効果はない。

建物の出入口に置かれていて手に取りやすく、手頃な長さの棒であることから、時代劇小説では路上の暴力沙汰などに際して町民が警棒がわりに掴んで飛び出してくるといった描写もある。

突っ張り棒

突っ張り棒(つっぱりぼう)は心張り棒と同じく、対面した天井と床、もしくは壁同士に面して、伸縮機構により固定が可能な棒を指す。 地震などを想定して、設置物が反復的な揺れの増幅により積載物が流出したり転倒しないように、間に挟んで固定することで揺れが増幅しないようにすることが目的が主要。

また、簡易的なDIYとしていくつかの突っ張り棒と、板やフックなどを使用することで、家屋内での積載面積を増やす使い方も存在する。

脚注

  1. ^ フジテレビトリビア普及委員会『トリビアの泉〜へぇの本〜 5』講談社、2004年。 



心張り棒と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「心張り棒」の関連用語

心張り棒のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



心張り棒のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの心張り棒 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS