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後藤尚久

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/30 05:14 UTC 版)

後藤 尚久(ごとう なおひさ、1935年6月8日 - 2023年12月14日[1])は日本電子工学者栃木県宇都宮市生まれ。

人物

1959年 東京工業大学電気工学科卒業[2]

1964年 同大学院博士課程修了、工学博士(学位論文「電波ビームの電気的走査に関する研究)。同年、東京工業大学助手[2]

1980年 東京工業大学教授[2]

1994年電子情報通信学会副会長[3]

1996年 定年退職。拓殖大学工学部教授[2]

2000年 紫綬褒章受章[4]

2006年 拓殖大学定年退職[2]

現在は、東工大名誉教授、拓殖大学名誉教授[2]

2011年 総務大臣表彰電波功績賞(電波産業会)、井上春成賞(科学技術振興事業団)受賞[2]

2011年 瑞宝中綬章受章[5]

研究業績

  • ラジアルラインスロットアンテナの発明(特許第1534703号)衛星放送受信アンテナ
  • 一層構造導波管スロットアンテナの発明(特許第2733472号)衛星放送受信アンテナ
  • 逆相励振導波管スロットアンテナの発明(実用新案2128092号)準ミリ波帯加入者無線用アンテナ
  • 円環パッチアンテナの発明
携帯電話の室内基地局用アンテナ、AIS(自動識別システム)の船舶用アンテナ

著書

  • 『なるほどナットク! 電磁気学がわかる本』 オーム社、2010年、ISBN 9784274208539
  • 『わかりやすい電波と情報伝送』 オーム社、2009年、ISBN 9784274208089
  • 『アンテナ工学入門講座』 電波新聞社、2008年、ISBN 9784885549694
  • 『なっとくシリーズ なっとくする電磁気学の疑問55』 講談社、2007年、ISBN 9784061545595
  • 『なるほどナットク! アンテナがわかる本』 オーム社、2005年、ISBN 9784274200977
  • 『なるほどナットク! 電波がわかる本』 オーム社、2003年、ISBN 9784274036163
  • 『電子情報通信レクチャーシリーズ 電磁気学』 電子情報通信学会編、コロナ社、2002年、ISBN 9784339018257
  • 『図説・アンテナ』 電子情報通信学会、1995年、ISBN 9784885521294
  • 『なっとくシリーズ なっとくする電磁気学』 講談社、1993年、ISBN 9784061545014
  • 『電磁波とはなにか―見えない波を見るために』 (ブルーバックス) 講談社、1984年、ISBN 9784061181632

脚注

  1. ^ 追悼抄 後藤尚久さんを偲んで”. Vol.107 No.5 (2024/5). 電子情報通信学会. 2025年8月30日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g “後藤尚久名誉員に聞く”. 電子情報通信学会 通信ソサイエティマガジン 2010 (12): 12_22–12_27. (2010). doi:10.1587/bplus.2010.12_22. https://www.jstage.jst.go.jp/article/bplus/2010/12/2010_12_12_22/_article/-char/ja/. 
  3. ^ 歴代副会長一覧電子情報通信学会
  4. ^ 後藤尚久先生の紫綬褒章受章を祝う会”. www-antenna.ee.titech.ac.jp. 2023年5月19日閲覧。
  5. ^ 平成23年春の叙勲 瑞宝中綬章受章者” (PDF). 内閣府. p. 8 (2011年4月29日). 2016年6月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月4日閲覧。

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