形式的な例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/02/08 14:56 UTC 版)
次に A と B の系がなぜ上述のように言えるのかを、形式的な証明によって示す。証明するために、第二の定義(系が時不変であるとき、その系のブロックは任意の遅延について可換である)を利用する。 系 A: 遅延のある入力 を与えると、次のようになる。 ここで出力を δ のぶんだけ遅延させる。 であることは明らかであり、従ってこの系は時不変ではない。 遅延のある入力 を与えると、次のようになる。 ここで出力を δ のぶんだけ遅延させる。 であることは明らかであり、従ってこの系は時不変である。他にも証明方法はあるが、これが最も容易である。
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