府県統計書とは? わかりやすく解説

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府県統計書

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/08/27 23:16 UTC 版)

府県統計書(ふけんとうけいしょ)とは、日本明治初期から太平洋戦争初期まで、府県が毎年発行していた統計書である。

明治維新以後、それぞれの県が統計を行なっていたが、明治16年1883年)に内務省が府県統計書様式を定めたため、各府県がそれに従って統一的な様式で作成するようになった。その後、太平洋戦争の時期に発行が停止したが、戦後に都道府県統計年鑑と改称されて続いている。

東京都は戦前には東京府と呼ばれていたため、東京都のデータもある。

内容

統計項目は国勢調査同様、多岐にわたっている。時代を下るごとに項目が増えているが、戦後に統計年鑑に引き継がれる際、一部の項目はなくなっている。

統計年鑑ではあまり見られないものとして、兵事(徴兵検査など)や農業などの詳細なデータが存在する。また中学校、高等女学校、師範学校の入学時・卒業時の年齢(最高・最低・平均)が掲載されている県が多い(統計年鑑では消えている)。

戸籍についても、華族士族平民外国人別の統計や、無籍者の就籍記録、複本籍の訂正記録なども載っている県がある。

閲覧

一部の県のものはウェブ上に掲載されているが、多くの都道府県は図書館でないと見られない。マイクロフィルムを刊行している出版社もある。

ウェブ上で公開している自治体

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