幽限会社わらし不動産
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/19 17:36 UTC 版)
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| 対応機種 | Steam |
|---|---|
| 開発元 | Studio非 |
| 発売日 | 2025年12月発売予定 |
『幽限会社わらし不動産』(ゆうげんがいしゃわらしふどうさん)は、日本のインディーゲームスタジオのStudio非が開発し2025年12月に発売予定のゲームソフト。
概要
新人の座敷わらしが主人公で、取り憑く家を探す中で「わらし不動産」を訪れた主人公は、そこのオーナーであるベテラン座敷わらしの「座敷BBA」から実力不足を告げられ、人の家に潜む疫病神を追い出すという研修を受けることになる。研修を進める中で主人公はある部屋がかつて自分が住んでいた場所だと気づき、これをきっかけに物語は急展開して主人公の過去や「わらし不動産」に隠された謎が明らかになっていく。プレイ時間は1時間から2時間ほどで、マルチエンディングとなっている[1]。
一見するとホラーゲームのようだがジャンプスケアやグロテスクな表現は一切なく、Studio非の開発者の石原航は、不穏な雰囲気とコミカルさを両立させた「コメディホラー」として設計されておりホラーが苦手な人でも楽しめる作品を目指していると語っている[1]。
システム
舞台となる部屋では、疫病神が家具や日用品に擬態した妖怪の「物化(モノバケ)」や「下級霊」として潜んでおり、プレイヤーは部屋の内部を探索して、住人が「絶対に持っていないもの」や「あり方が不自然なもの」を見抜いていく。怪しいものに対してカメラで写真撮影し、正体を暴いて捕まえる[1]。
開発
本作の開発は、東京都内の実際の住居の内装を3Dモデルとして取り込んでアーカイブ化しクリエイター向けに公開するプロジェクト「TOKYO [UN]REAL ESTATE」がきっかけとなっている。本作開発者の石原航がこのプロジェクトに参加した際に「この3Dモデルを使ってゲームを作ってほしい」という課題を提示され、開発が行われることになった。3Dデータには歪みや欠けなど不完全さが残っていることもあるが、開発チームはそれを「主人公のおぼろげな記憶から再現された部屋」という設定にして雰囲気作りに活用している[1]。
本作の内容はゲーム実況をされることを意識しており、怪しい部分を配信者が見逃しても視聴者がツッコミを入れられるような「余白」を残すデザインになっている[1]。
受賞
脚注
- ^ a b c d e “妖怪探しは実在の部屋で! 「幽限会社わらし不動産」新米座敷わらしが挑む“コメディホラー研修”の魅力[TGS2025]”. 4Gamer.net (2025年9月29日). 2025年10月19日閲覧。
- ^ “インディーゲーム開発者のコンテスト「センス・オブ・ワンダー ナイト 2025」,最高賞を「ダレカレ」が受賞。3冠を達成[TGS2025]”. 4Gamer.net (2025年9月27日). 2025年10月19日閲覧。
外部リンク
- 幽限会社わらし不動産のページへのリンク