幽太

隠語大辞典

幽太

読み方：ゆうた

1. 怪談噺をやると、焼酎火と共に、髪を振乱し、女の着物を引きずるように着て、前に両手をさげたお約束の幽霊がドロドロと出るが、これは幽太といって、前座の役になっている。〔芸能（寄席・落語）〕
2. 〔芸〕怪談話をやると、焼酎火と共に、髪を扼乱し、女の着物を引きずるように着て、前に両手をさげたお約束の幽霊がドロドロと出るが、これは幽太といって、前座の役になっている。
3. 〔隠語〕怪談噺をやると、焼酎火と共に、髪を振乱し、女の着物を引摺るように着て、前に両手をさげたお約束の幽霊がドロドロドロと出るが是は幽太と云って、前座の役になっている。昔から此のやくには随分失敗談があつた。
4. 怪談ばなしに出る幽霊役。

分類 寄席、寄席／落語、芸能、芸能界、落語界

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