平泳ぎから生まれたバタフライ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 03:53 UTC 版)
「平泳ぎ」の記事における「平泳ぎから生まれたバタフライ」の解説
当初、平泳ぎの泳法規定は「うつぶせで、左右の手足の動きが対称的な泳法」とだけ定められていた。ここから1935年にアメリカのJack Sieg選手が現在のバタフライのような手の掻きの新型泳法を開発し(脚の動きは平泳ぎのまま)、1936年のベルリンオリンピックで好成績を収めた。それからしばらくの間は、従来の平泳ぎと新型泳法と潜水泳法(当時は潜水の距離に制限はなかった)が入り交じる状態が続いていたものの、研究が進むにつれ“新型泳法”と従来の平泳ぎの差は大きくなり、1952年のヘルシンキオリンピックではほとんどの選手が“新型泳法”で泳いだ。そのため、国際水泳連盟は1955年にバタフライという種目を新設し、“新型泳法”は平泳ぎから独立した。現在、平泳ぎ競技でバタフライキックの動作を用いることは(スタート・ターン後のひとかきひとけり動作中の1度のドルフィンキックを除き)認められていない。
※この「平泳ぎから生まれたバタフライ」の解説は、「平泳ぎ」の解説の一部です。
「平泳ぎから生まれたバタフライ」を含む「平泳ぎ」の記事については、「平泳ぎ」の概要を参照ください。
- 平泳ぎから生まれたバタフライのページへのリンク