巨勢の椿と万葉集
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/11/14 01:17 UTC 版)
万葉集には、巨勢の椿を称える歌が2つ収められている。 巨勢山の つらつら椿 つらつらに 見つつ偲ばな 巨勢の春野を (巻1-54) 持統天皇が紀伊国へ行幸した701年(大宝元年)の秋に、巨勢に立ち寄った際、供奉した坂門人足(さかとのひとたり)が、秋の椿の木々を眺めて花咲く頃を思って詠んだ歌 河上の つらつら椿 つらつらに 見れども飽かず 巨勢の春野は (巻1-56) 上記の歌の元になったといわれる歌で、春日倉老が、巨勢の川沿いに咲く椿の見事さを詠んだ歌。
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