島田裕次
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島田 裕次(しまだ ゆうじ)は、日本の経営システム工学者。システム監査技術者(CISA, CISM, CGEIT, CIA)。経済学学士(早稲田大学)・工学博士(大阪工業大学)。中央大学大学院理工学研究科元客員教授。元東洋大学総合情報学部教授。システム監査の実践的研究における第一人者の一人。システム監査学会第19期会長。日本情報経営学会元理事。日本経営システム学会元常任理事。元政府CIO補佐官。情報処理技術者元試験委員。
専門は、システム監査・情報セキュリティ、経営システム工学・経営情報学・経済工学。
略歴
1979年早稲田大学政治経済学部卒業。のちに、大阪工業大学大学院工学研究科経営工学専攻博士課程修了、工学博士。東京ガスに入社し、IT部門などで勤務した後、同社監査部にて業務監査/情報システム監査/会計監査グループマネージャを歴任し、2009年同社退職。その間、2007年より中央大学大学院理工学研究科客員教授(システム監査、情報セキュリティ)も務める。2009年東洋大学総合情報学部教授。2022年同大学退官、同大学工業技術研究所客員研究員[1]。
主な所属学会は、システム監査学会、日本経営システム学会、日本情報経営学会、日本ガバナンス研究学会、日本システム監査人協会、日本監査研究学会など。
主な著書
- ITのリスク・統制・監査(単著、同文舘出版 2009)
- 内部監査入門: コンプライアンス選書(単著、翔泳社2008年)
- ポケット図解 最新J‐SOX法がよーくわかる本(単著、秀和システム2007)
- 内部監査人の実務テキスト 基礎知識編/業務知識編(単著、日科技連出版社2009)
- 経営品質科学の研究 企業活動のクオリティを科学する(単著、中央経済社 2011)
- 物作りに役立つ経営工学の事典: システム監査(分担執筆、朝倉書店 2014)
- よくわかるシステム監査の実務解説 初版/改訂版/第3版/第4版(単著、同文舘出版2012/2015/2019/2024)[1]。
- 情報セキュリティの基本(単著、日本実業出版社2017)
- 内部監査の実践ガイド:16講でわかる基本と業務別監査(編者、日科技連出版社2018)
- バリューアップ内部監査Q&A(共著、同文館出版2018)
- はじめての内部監査: 監査の基礎知識から実務での応用まで(単著、日科技連出版社2020)
- 個人情報保護法への企業の対応(単著、日科技連出版社2021)
- DX時代の内部監査手法:アジャイル型監査・リモート監査・CAATs(共著、同文舘出版2022)
- 不正・不祥事のメカニズムと未然防止:不正のトライアングル・内部統制・3線モデルから見た対策とチェックリスト(単著、日科技連出版社2023)
脚注
- ^ a b “島田 裕次 | 研究者情報 | J-GLOBAL 科学技術総合リンクセンター”. jglobal.jst.go.jp. 2025年3月12日閲覧。
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