峰田明彦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2025/06/12 06:08 UTC 版)
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| 誕生 | 中村 芳朗 1909年10月9日 |
| 職業 | 作詞家、作曲家 |
| 言語 | 日本語 |
| 国籍 |  日本 |
| 最終学歴 | 早稲田大学中退 |
峰田 明彦（みねだ あきひこ、1909年（明治42年）10月9日 - ）は、作詞家、作曲家。本名は中村芳朗で、峰田明彦の他に、松平道雄、中村芳水、古屋芳雄の筆名も使った[1]。北海道作詞作曲家協会理事長、旭川シンフォニックオーケストラ理事長、北海道民謡協会役員、北海道邦楽協会常任理事[2]。札幌市在住[2]。
生涯
1909年10月9日、東京に生まれる[2]。本名は中村芳朗。
早稲田大学を1934年に中退し、日本音楽著作権協会に務め、北海道総局長の任にあたる[2]。
野口雨情に作詞を学び[3]、民謡や童謡の作詞、作曲を行う[2]。峰田の詩に弘田龍太郎、新野仁助らが作曲した作品も多い[4]。
1949年、旭川歌謡協会を結成し、会長を務めて地元の歌謡振興に尽力した[4]。1952年、旭川フィルハーモニー協会理事長となり、また日本音楽著作権協会北海道出張所長としても活躍した[4]。同年旭川市民文化賞を受賞した[2]。1956年、旭川市に設置された「母の鐘」に因んだ詩の公募があり、峰田の作品が入賞している[4]。1966年、「日本測量の歌」作詞により、日本測量協会より感謝状を贈呈される[5]。
「船頭さん」の歌詞補作
武内俊子作詞、河村光陽作曲の童謡「船頭さん」は、1942年にキングレコードから発売された[6]。当初の歌詞2番は「今朝も元気な軍馬を二匹 あれは戦地へ行くお馬」となっていたが、1946年に再発売される際に「今朝もかわいい仔馬を二匹 向う牧場へ乗せてった」という峰田明彦の歌詞に差し替えられ、3番は全面的に書き換えられた[7]。
楽曲作品
- おはじき（1942年） - 文部大臣推薦賞[4]
- 雨のお庭（1943年） - 文部大臣推薦賞[8]
- 貯蓄の歌 - 大蔵大臣賞
- 船頭さん（補作）[9][10]
- 影法師
- 狸おどり
- 風ぐるま[11]
- 乙女の曲
- ピクニック
- 月見草
- こほろぎ
- うるはしの母
- メノコの悲歌
- コタンの雨
- ユナミの歌
- 十五夜お月さん
- 旭川公民館こどもの歌
- 旭川公民館の歌
- 旭川警察学校校歌
- 郷土新舞踊旭川ロンド[8]
- 日本測量の歌
脚注
- ^ 『著作権者名簿 昭和37年度版』著作権資料協会、1962年、468頁。
- ^ a b c d e f 『文化人名録 昭和34年版(8版)』日本著作権協議会、1407頁。
- ^ 『旭川市史 第3巻』旭川市、617頁。
- ^ a b c d e 『旭川市史 第3巻』旭川市、1959年、473頁。
- ^ “表彰された方々”. 測量 : 地理空間情報の科学と技術 16 (6): 4-6. (1966-06).
- ^ 上笙一郎 編『日本童謡事典』東京堂出版、2005年9月、213頁。ISBN 4-490-10673-4。
- ^ 長田暁二『わたしのレコード100年史 : わが音楽半世紀の足跡 随想』英知出版、1978年5月、135頁。
- ^ a b 『旭川市史 第3巻』旭川市、669頁。
- ^ “国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2025年6月12日閲覧。
- ^ 『藤井清水 : 作曲家』呉市昭和地区郷土史研究会、1962年、159頁。
- ^ “風ぐるま”. 日本音楽著作権協会. 2025年6月12日閲覧。
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