山村貞子
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山村 貞子(やまむら さだこ)は、鈴木光司の小説およびその映像化作品『リング』シリーズに登場する架空の人物。
注釈
- ^ 原作『らせん』の終盤では、何度か「魔のビデオテープ」という呼び名が用いられることもあった。
- ^ 具体的なメーカー名は描写されていないものの、大日本除虫菊の金鳥蚊取り線香のCMであると分かるような描写がされている[14]。
- ^ a b なお日本ウイルス学会はvirusの日本語表記に「ウイルス」という表記を用いており[24]、医学分野では専らこの表記が用いられるが(詳細は「ウイルス#名称」を参照)、リングシリーズの著者である鈴木光司は作中で「ウィルス」という表記を用いているため、本項では固有名詞としてリングウィルス、転移性ヒトガンウィルスを指す場合には作中の表記に従う。
- ^ 安藤満男、高山竜司、高野舞が身を置いていた大学と同名だが、安藤らが「ループ」世界の住人であるのに対し、この大学は上位世界に存在する大学である。
- ^ a b c 物語冒頭で死亡した4人が宿泊し「呪いのビデオ」を見ることになった施設は、原作小説では「南箱根パシフィックランド」、1998年の映画では「伊豆パシフィックランド」となっており、名称に差異がある。なお原作者の鈴木によれば、この貸し別荘のモデルとなったのは静岡県田方郡函南町に所在する「南箱根ダイヤランド」にある宿泊施設であるとされる[64]。
- ^ 作中では8月26日の日曜日、20時に放送されていたNHKの大河ドラマであるとしか書かれておらず、作品名には触れられていないが、現実の1990年に放送されていたNHK大河ドラマは『翔ぶが如く』である。
- ^ 興行的には1本の映画扱いで、入れ替えなしに、途中休憩を挟んで連続上映された。
- ^ 映画『らせん』における浅川陽一は、原作『らせん』における浅川陽子と同様に「ビデオをダビングして祖父母(映画では祖父のみ)に見せた」にもかかわらず、ビデオの結末が書き換えられていたために死亡するが(詳細は「#改変されたビデオテープによる突然変異、他媒体化」を参照)、映画『リング2』では呪いによる死を免れたことになっている。
- ^ これについては監督の中田秀夫も映画第1作『リング』に関するインタビューで「貞子は魔物との混血児」[3]、脚本の高橋洋は「貞子は、人間と人間ではない者の間に生まれた異物」[90]と発言している。
- ^ ただし、テレビから這い出てくる瞬間の場面のみ通常の順回転で撮影された[91]。
- ^ パソコン・携帯電話・スマートフォン以外にも画面のある場所にはいずれも出現可能
- ^ 森山修平が入院した結核療養所やペンションの管理人の死亡など。
- ^ 高山竜司は前作で死亡しているが、役割が異なりキャスティングのため再登場しない。
- ^ 最初の事件グリーンタワービルでの亡霊、アリタをハンドルネームとして東が使用。
- ^ 白骨死体で発見。
出典
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